今回から数回に渡り、私が思う幸せ論をお伝えしようと思います。
皆さんの中には 幸せ=お金たくさん と思っている方も多いと思います。
もちろんお金は非常に大切です。ただ、私が考えている幸せの要素の中では「お金」はあまり重要な要素ではありません。
単刀直入に言います。
①寂しくない
②自分の時間がある(余裕がある)
③痛いところがない
この3つの要素が満たされた時幸せな状態になると考えております。
この3つの要素についてのご説明は追ってお伝えします。
今回は「お金」についてお伝えしようと思います。
皆さんが考えている「お金」は日本で出回っている、一万円札や千円札などの通貨を想像されると思います。ものやサービスと交換できる非常に便利なツールです。たくさんあれば、大きな家に住み、高級車に乗り、美味しいものを食べることができます。でも大抵の人はそのような願望を叶えることはできません。なぜでしょう。一般的な家庭に生まれた人は大きなお金を稼ぐ方法を親から受け継いでいないからです。大きなお金を得るためにはリスクが伴います。お金と時間と神経を消耗して東京大学に入るとしても、果たしてお金持ちになることが約束されていますでしょうか。銀行からお金を借りて得意な分野でお店(会社)を開くと、成功するでしょうか。ちなみに会社を新規に立ち上げて、10年以上続く可能性は1%という統計も出てます。リスクに負けて、借金を背負い、苦しい中で生きていくよりは、お金に縛られない生き方を追求した方が幸せに生きていく可能性が断然高いです。
まずはお金持ちがしている行動を羨ましいと思わないことから始めましょう。大きな家はとんでもない維持費がかかります。高級車に乗ったからといって目的地に早く着いたりもしません。美味しいものを毎日食べたら、もはや美味しいものではなくなります。月に1回ご褒美に食べれば良いと思います。そちらの方が満足度が高いでしょう。
ある脳科学者の研究では、幸せと感じる世帯年収は660万円で、それ以上稼いでも、それに見合う幸福は得られないという結果が出ております。リスクをとって、それに勝ったとしてもそんなに幸せにはなれないということです。ギャンブルは破滅の道なので、堅実な道を選びましょう。
先ほどの世帯年収660万円は1人で稼ごうとすると、かなり大変です。でもパートナーと協力すればそれなりに近い数字になるのではないでしょうか。夫婦共働きや友達と共同で生活するとか、工夫すればお金の問題は解決できるのではないでしょうか。これは先ほど揚げた3つの要素の ①寂しくない に関係していきます。
また、お金にはもう一つ恐ろしい要素があります。お金は「他人の意思決定をコントロールできる」という要素を持っています。全員がお金に弱いという訳ではありませんが、例えば、お金持ちと結婚したい人はたくさんいますよね。お金もち=人格者ではないというのに。お金の力ばかり行使する人は、結局ちゃんと人から愛されないまま死んでいくのでしょう。これは幸せではないと思います。
今回はここまでにします。次回は3つの要素をご説明したいと思います。